機種・AtomStack

AtomStack のレーザー加工機を数字で読む

AtomStack が米国の店で売っている 12 機種。3.5 W の Swift Mini から水冷 120 W の Glacier まで、W の数字の意味、同じ縮尺の加工範囲、AtomStack 自身の設定をまとめました。

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機種の一覧

AtomStack のいま売っている機種

AtomStack は米国の店でレーザー加工機を 12 機種売っています。3.5 W から水冷 120 W の Glacier までの囲い無しのダイオード機、囲いのある卓上の 2 機種(P1 と Class 1 の Atelier)、手持ちもできる 2 種類のレーザーの M4 Pro、20 W のファイバー機です。カードには、名前の数字と AtomStack が書いている出力、加工範囲、スポット、消費電力、AtomStack の切断の主張を並べました。

販売中ダイオード · 3.5 W

Swift Mini

3.5W 光出力
名前の数字 3.5 W · 光出力
加工範囲
135 × 145 mm
スポット
記載なし
囲い
囲い無し
消費電力
記載なし

付いているもの 組み立て済み、2.6 kg。

注記

仕様表の多くが画像で、波長と消費電力は読めませんでした。

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販売中ダイオード · 12 W

Swift 7W / 12W

12W 光出力
名前の数字 12 W · 光出力
加工範囲
300 × 300 mm
スポット
0.08 × 0.04 mm
囲い
囲い無し
消費電力
記載なし

付いているもの 7 W 版と 12 W 版。F40 エアアシスト・1.8 W の 1064 nm モジュール・延長キットは別売り。

注記

説明文は「7W/12W 切り替え」、見出しと店では別の版として売っています。スポットと範囲はページ全体の値です。

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販売中ダイオード 455 nm · 10 W

A10 Pro V2

10W 光出力
名前の数字 10 W · 光出力
加工範囲
410 × 380 mm
スポット
0.06 × 0.08 mm
囲い
囲い無し
消費電力
50 W

付いているもの 手動の焦点合わせ、400 mm/s。

メーカーの切断の主張 木 12 mm、アクリル 10 mm(仕様カードの最大。パス数の記載なし)

注記

AtomStack は「出力 10W」と「入力 50W」を分けて書いています。加工範囲は同じページの仕様表で 410 × 380 mm、仕様カードで 400 × 365 mm。

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販売中ダイオード 455 nm · 20 W

A20 Pro V2

20W 光出力
名前の数字 20 W · 光出力
加工範囲
400 × 365 mm
スポット
0.08 × 0.1 mm
囲い
囲い無し
消費電力
120 W

付いているもの 手動の焦点合わせ、傾きの警報、停電後の再開。エアアシストはセット品。

メーカーの切断の主張 シナ材 9 mm、桐 15 mm を 1 回(AtomStack の設定表)

注記

「出力 20W」と「入力 120W」を分けて書いています。仕様カードの「木 最大 17 mm」は、設定表では 10 回のパスです。

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販売中ダイオード · 24 W

A24 Pro

24W 光出力
名前の数字 24 W · 光出力
加工範囲
360 × 280 mm
スポット
記載なし
囲い
囲い無しClass 4(A24 PRO 系の取扱説明書)。Class 1 の囲いは別売り
消費電力
記載なし

付いているもの 一体型の枠、固定焦点のレンズ、24 V 5 A のアダプター、コンベア版は 360 × 800 mm。

メーカーの切断の主張 シナ材 12 mm を 1 回、17 mm を 10 回(AtomStack の設定表)

注記

加工範囲は商品ページで 360 × 280 mm、AtomStack の比較データで 365 × 305 mm。波長とスポットは画像の中だけ。

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販売中ダイオード · 48 W

A40 Pro V2

48W 光出力
名前の数字 48 W · 光出力
加工範囲
385 × 400 mm
スポット
0.08 × 0.1 mm
囲い
囲い無し
消費電力
記載なし

付いているもの 48 W/24 W の切り替え、ワンタッチのオートフォーカス、F60 エアアシスト、炎の検知。延長で 385 × 850 mm。

メーカーの切断の主張 シナ材 11 mm、桐 14 mm を 1 回(AtomStack の設定表)

注記

ページは木 18 mm を 1 回、仕様カードは 20 mm。AtomStack 自身の設定表では、シナ材 11 mm が 1 回、14 mm が 9 回です。

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販売中ダイオード 455 nm · 70 W

A70 Max

70W 光出力
名前の数字 70 W · 光出力
加工範囲
850 × 800 mm
スポット
0.12 × 0.18 mm
囲い
囲い無し
消費電力
記載なし

付いているもの 70 W/35 W の切り替え、オートフォーカス、エアアシスト内蔵(0〜60 L/min)、4.3 インチのタッチ画面。B4 の囲いはセット品。

メーカーの切断の主張 シナ材 15 mm、桐 18 mm、松 20 mm を 1 回(AtomStack の設定表)

注記

AtomStack は「レーザーモジュールの出力 70〜77W、35〜39W」と書き、光出力という言葉は使っていません(35 W のスポットは 0.08 × 0.12 mm)。ページは木 25〜28 mm を 1 回とうたいますが、設定表では松 25 mm に 10 回かかります。売り切れの旧型 X70 Max は、入力の 360 W を URL に入れています。

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販売中ダイオード 455 nm · 120 W

Glacier 120W / 90W

120W 光出力
名前の数字 120 W · 光出力
加工範囲
800 × 800 mm
スポット
0.15 × 0.15 mm
囲い
囲い無し
消費電力
記載なし

付いているもの 水冷のモジュール、ワンタッチのオートフォーカス、エアアシスト標準。4 W の赤外モジュールと B4 の囲いは別売り。

メーカーの切断の主張 木 30 mm まで 1 回(商品ページ。設定は非公開)

注記

AtomStack のブログは、どの段階も「本当の光出力」としています。120 W 版はターボ 120 W か 100/80/40 W でスポット 0.15 × 0.15 mm、90 W 版はターボ 90 W か 70/45 W で 0.12 × 0.15 mm。カードは 120 W 版の値です。

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販売中ダイオード 455 nm · 5 W赤外 1,064 nm · 1.2 W

P1 / P1 Dual

5W 光出力
名前の数字 5 W · 光出力
加工範囲
110 × 110 mm
スポット
0.08 × 0.06 mm
囲い
囲いあり囲いとインターロックあり。ページにクラスの数字は無し
消費電力
記載なし

付いているもの のぞき窓、USB の安全キー、扉と傾きの検知。P1 Dual は金属用に 1.2 W の 1064 nm 赤外(スポット 0.03 × 0.03 mm)が付きます。

メーカーの切断の主張 シナ合板 3 mm を 1 回、5 mm と黒アクリル 3 mm は複数回

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販売中ダイオード · 12 W

Atelier

12W 光出力
名前の数字 12 W · 光出力(ビームの合計)
加工範囲
120 × 120 mm
スポット
記載なし
囲い
囲いありClass 1(IEC 60825-1、AtomStack の記載)
消費電力
記載なし

付いているもの ガルボのヘッド、HD カメラ内蔵、扉と傾きの検知、USB の安全キー、手動の焦点合わせ。コンベアで 120 × 350 mm。

メーカーの切断の主張 木 6 mm(パス数の記載なし)

注記

7 W のダイオード 2 つを合わせて 12 W、と AtomStack は書いています。速度は仕様表で 4,000 mm/min、本文で 4,000 mm/s。

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販売中ダイオード 455 nm · 10 W赤外 1,064 nm · 2 W

M4 Pro

10W 光出力
名前の数字 10 W · 光出力
加工範囲
100 × 100 mm
スポット
記載なし
囲い
囲い無し
消費電力
記載なし

付いているもの ガルボ(ミラー)のヘッド、卓上でも手持ちでも、材料の厚さで合わせる焦点、入力 12 V 9 A。

メーカーの切断の主張 木 8 mm、黒アクリル 5 mm(パス数の記載なし)

注記

ダイオードの波長は 450 nm と 455 nm(仕様表)の 2 通り。「スポット 0.03 mm から」は赤外のほうの値とみられます。

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販売中ファイバー 1,064 nm · 20 W

A20 Pro 1064nm fiber

20W 光出力
名前の数字 20 W · 光出力
加工範囲
400 × 400 mm
スポット
0.03 × 0.06 mm
囲い
囲い無し
消費電力
記載なし

付いているもの ガルボではなくガントリー式のファイバー、手動の焦点合わせ、24 V 7.5 A、400 mm/s。

メーカーの切断の主張 0.2 mm のアルミの名刺を 1 回

注記

「レーザー出力 光出力 20W」とはっきり書いている数少ないページです。金属に印を付ける機械で、木を切る機械ではありません。

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大きさ

作業範囲を同じ縮尺で重ねる

左上をそろえて重ねています。破線はレター用紙と 12 インチ角の板です。

設定

メーカーが出している設定

メーカーが公開している出発点の設定です。機械・材料・焦点で結果は変わるので、端材で試してから使ってください。「換算」を押すと、その設定を自分の機械の出力に合わせて計算できます。線間隔の無い彫刻は線のエネルギー(J/mm)で換算します。線間隔を変えなければ同じ結果です。

機種材料作業出力速度パス線間隔
A70 Maxシナ材彫刻25 %
70 W
10,000 mm/min10.09 mm換算 →
A70 Maxシナ材 15 mm切断90 %
70 W
300 mm/min1—換算 →
A70 Max松 20 mm切断90 %
70 W
120 mm/min1—換算 →
A70 Max桐 18 mm切断90 %
70 W
350 mm/min1—換算 →
A70 Maxアクリル 8 mm(色の記載なし)切断90 %
70 W
100 mm/min1—換算 →
A70 Maxアクリル彫刻50 %
70 W
10,000 mm/min10.1 mm換算 →
A70 Max革 4 mm切断90 %
70 W
800 mm/min5—換算 →
A70 MaxMDF 9 mm切断90 %
70 W
200 mm/min1—換算 →
A20 Pro V2シナ材彫刻80 %
20 W
20,000 mm/min10.1 mm換算 →
A20 Pro V2シナ材 9 mm切断100 %
20 W
100 mm/min1—換算 →
A20 Pro V2桐 15 mm切断100 %
20 W
150 mm/min1—換算 →
A20 Pro V2アクリル 4.5 mm(色の記載なし)切断80 %
20 W
50 mm/min1—換算 →
A20 Pro V2革 2 mm切断80 %
20 W
250 mm/min1—換算 →
A20 Pro V2MDF 3 mm切断100 %
20 W
160 mm/min1—換算 →
P1 (5 W)シナ材彫刻80 %
5 W
9,000 mm/min10.08 mm換算 →
P1 (5 W)シナ材 3 mm切断40 %
5 W
120 mm/min1—換算 →
P1 (5 W)シナ材 5 mm切断80 %
5 W
120 mm/min2—換算 →
P1 (5 W)革 1 mm切断80 %
5 W
500 mm/min1—換算 →

出典: AtomStack Material Setting(LightBurn の行、速度は mm/min)

買う前に確かめること

  1. 切断の主張ではなく、設定表で見積もる。 A70 Max のページは木 25〜28 mm を 1 回とうたい、仕様カードは 25 mm、比較データは 30 mm です。AtomStack 自身の設定表で 1 回で切れるのはシナ材 15 mm・桐 18 mm・松 20 mm で、松 25 mm には 10 回かかります。A40 Pro V2 と A20 Pro V2 にも同じ差があります。
  2. どの数字が光の量か。 A10 Pro V2 と A20 Pro V2 のページは出力(10 W・20 W)と入力(50 W・120 W)を分けて書き、ファイバーの A20 Pro は「光出力」とはっきり書いています。A70 Max は「レーザーモジュールの出力 70〜77W」とだけ書き、光出力とは言っていません。売り切れの X70 Max は、入力の 360 W を URL に残しています。Glacier はブログで、どの段階も本当の光出力だとしています。
  3. 打ち間違いに見える行は使わない。 AtomStack の設定データでは、A40 Pro V2 の LightBurn の切断の行の出力欄に、% ではなく 800 などの S 値が入っています。A20 Pro V2 には桐 20 mm を 20,000 mm/min で切る行があります。上の表からはこうした行を外しました。AtomStack も、出力 % は機械ごとの相対値だと書いています。
  4. 囲いの無い機械は Class 4。 AtomStack の A24 PRO 系の取扱説明書は Class 4 のレーザー製品と書き、安全のブログも囲いの無いダイオード機の多くは Class 4 だとしています。Class 1 と書かれているのは Atelier だけで、P1 は囲いがあってもページにクラスの数字はありません。囲いの無い機械のそばでは、455 nm に対応した保護メガネを使ってください(保護メガネのチェッカーで確かめられます)。
  5. Kraft・Kraft Lite・Hurricane は別の店で売っている。 atomstack.com には囲いのある Kraft・Kraft Lite と、55 W CO2 の Hurricane のページが残っていますが、2026-10-27 はどれもそこでは買えず、米国の購入者は別の店 atomstack.us(ヒューストンの MakerMondo が運営)へ案内されます。このページには載せていません。

機種をまたいで設定を移すときは出力・速度の換算を、ほかのメーカーと光出力を比べるときはレーザーの本当の出力の表を使ってください。

よくある質問

AtomStack A70 Max は 70 W ですか、360 W ですか?
AtomStack は A70 Max を 70 W/35 W 切り替えのダイオードレーザーとして売り、「レーザーモジュールの出力 70〜77W、35〜39W」と書いています。ダイオードの慣習では光の量です。360 W は、売り切れの旧型 X70 Max に書かれた電気の入力です。A70 Max のページに入力の値はありません。
A70 Max は 1 回でどれくらいの厚さを切れますか?
どのページを読むかで変わります。商品ページは木 25〜28 mm。AtomStack 自身の設定表では、出力 90 % の 1 回でシナ材 15 mm(300 mm/min)、桐 18 mm(350 mm/min)、松 20 mm(120 mm/min)で、松 25 mm とアクリル 26 mm には 10 回かかります。
AtomStack で囲いのある機種は?
米国の店では P1/P1 Dual(110 × 110 mm、扉と傾きの検知)と Atelier(120 × 120 mm のガルボ、Class 1 と記載)です。囲いのある Kraft・Kraft Lite・Hurricane は atomstack.com にページがありますが、2026-10-27 は別の店 atomstack.us でしか買えませんでした。A70 Max と Glacier は B4 の囲いとのセットがあります。
AtomStack は設定を公開していますか?
はい。Material Setting のページに、A70 Max・A40 Pro V2・A24 Pro・A20 Pro V2・A10 Pro V2・P1・Kraft・Hurricane の LightBurn と LaserGRBL の表があり、速度(mm/min)・出力・パス数・線間隔が載っています。Atelier・Swift・Glacier・M4 Pro の表は無く、明らかな誤りの行もいくつかあります。

出典

確認日 2026-10-27 · どの機種も当サイトで試していません。数値はすべてメーカーのページの記載です。